<資産2000万円を達成したけれど>
俺が2012年に新社会人になり、早13年。今年、資産が2000万円を突破した。まぁ株価の下落などですぐに落ちてしまう可能性もあるが、初めて資産2000万円を突破したことは一つの節目になりそうだ。
ただ、YouTuberが言うような「ここから生活が激変!」とか「これで勝ち組へ!」みたいなものは全然感じなかった。振り返ってみると、500万円、1000万円と壁を突破したときも全く感動はなかった。資産形成で感動したのは貯金100万円を突破したときだけ。社会人になって初めて100万円を貯めたときの無敵感は忘れない。ただ、それ以降は心のどこかで「まぁこのままいけば500万円はいけるな。」とか思ってしまう。だって、これまでの生活ルーティンを変えなければいいだけだし。
<資産増加スピード>
当然、俺も他の人と同様に貯金0円から社会人生活が始まった。何なら奨学金があったのでマイナス240万円からのスタートだった。0円からコツコツ現金だけで貯金をして、1000万円を達成したのは、社会人になって11年目(2022年)だった。その頃には奨学金も完済して、気持ちにもある程度ゆとりが出来ていた。マネーフォワードを使って資産管理し始めたのもこのころだ。
しかし、1000万円から2000万円を達成するまではわずか2年半だった。自分でもぶっ飛んでいると思う速度なんだけど、その理由は、やはり節約と投資だと思う。
証券会社はあとからマネーフォワードと紐づけたからわかりずらいが、ここ2年くらいの資産の伸びが大きいことがわかる。
<節約と投資>
節約と投資みたいな、いわゆるマネーリテラシーみたいなものに感心を持ったのは偶然だった。2020年くらいからコロナ禍となり、自宅でYouTubeを見る機会も多くなった。
そのころ現金での貯金は既に800万円を超えていたし、奨学金を完済していた。すると、「俺の同世代はどれくらい貯金してるか」が気になってYouTubeで検索したのが始まりだったかな。すると予想通り、自分は平均より貯めていたらしく、すこし安堵したのを覚えている。するとYouTubeでのオススメに資産形成の動画なんかが出てくるようになった。そこには資産を増やすための節約や投資についての話が沢山あり面白かった。
俺の節約と投資も少し書いていこうと思う。
<投資>
2022年から意識を変え、つみたてNISAでインデックス投資を始めたし、ずっと元本保証型だった企業型DCもインデックスファンドに変えた。「もっと早く始めればよかった」と思ったが、マジでNISAとか興味なくて知らなかった。ただ、現金預金が1000万円くらいあったので、そこは助かった。生活防衛資金すらなかったら、始められなかったろうし。
あと、「既に現金が1000万円以上あるなら、生活防衛資金だけ残して、あとはインデックスファンドにすればいいじゃん」と思うかもしれないが、暴落が来ても精神的余裕を保つために、俺はあえて現金を厚めに残している。TwitterやYouTubeにいる人たちは自分のメンタルを過信している人も多いと思うよ。仮に自分の資産が半分くらいになったときに、冷静でいられる人ってそんなに多くないと思う。
個別株で高配当投資も考えたけど、俺は世界中に広く分散されたインデックス投資オンリーで行くことにした。なぜなら勝てそうにないから。個別株のリターンでインデックスファンドに勝つのは難しい。プロの機関投資家ですら、その勝率が低いことは歴史と統計が証明している(別に個別株を買っている人を否定したいわけじゃない)。
<捨てまくる>
節約をする前に、ミニマリストの本を1冊読んで、部屋の中をとにかく片付けた。より正確には捨てまくった。高いアメコミのフィギュアとかいっぱい買って飾っていたけど、全部売った。毎年40万円くらい使っていたと思う。
洋服や靴、腕時計なども必要最低限を残して処分した。1年以上も着ていない、履いていないものなんて、これから先、着たり、履いたりしない。あと、マンガやBlu-ray、CDなんかも全部処分した。今はスマホとタブレットがあるから、サブスクやダウンロードで充分だし、これらを所持している必要性を感じなかったんだ。KindleやSpotify、Netflix、Disney+などのサービスに感謝したい。
不要なものを捨てまくったら、あまり物欲なくなるんだよね。無駄遣いはかなり減ったと思う。
<節約>
俺は酒もたばこもギャンブルもしないけど、2年くらい前まで、あるスマホゲームにハマっていて合計で300万円くらい使ったんだよね。ある時、「あ、これ終わりがねぇな」と思ってスパッとやめてしまった。使ったお金は返ってこないけれど、あまり後悔がない。何でだろう。とにかくこれで年間40万円くらい浮いた。
スマホ代も毎月6000円くらい払ってたんだけど、irumoに変えて今は2700円くらい。これも大きかったな。
生命保険と医療保険も併せて8000円くらい払ってたけど、3700円くらいのネットの医療保険に変えた。生命保険は解約。「医療保険は無駄」って意見もあるけど、安いネット保険に入るくらいないら、個人的にはいいかなと思っている。
あと、俺はいい年こいて子供部屋おじさんをしている。毎月6万円を家に入れる代わりに、スマホ代以外の光熱費と朝晩の飯、その他の雑費があまり掛からない。はたから見れば終わっている存在なのだが、資産形成には有利に働いていると思う。
<稼ぎ>
資産増加スピードが速くなったのは節約のおかげもあるけど、シンプルに稼ぎが良くなっているのも大きいと思う。俺の会社は所謂大手のJTCメーカーで、年功序列が基本の会社だ。俺自身は無能の極みみたいな存在なんだけど、院卒25歳で入社して、30歳くらいまでは年収が450万円くらいだったんだけど、30代前半で500万円、30代後半になって600万円を超えるようになった。毎年の手取りが100万円くらい増えれば、入金力も上がるのは当然と言える。特に贅沢をするようになったわけでもないので、出費は横ばいだしね。
<貯蓄率>
節約と断捨離で毎年100万円以上の節約になったし、稼ぎも増えたので、毎年250万円くらいは貯蓄と投資に回せるようになった。3年で750万円以上の資産が増え、株価も良かったので2000万円になったかんじ。
以前の毎月の貯蓄率は15%くらいだったが、今では50%くらいになった。手取り30万円前後で15万円くらいをNISAとiDeCoへぶち込んでいる。
<今、金をかけるところ>
まずは健康。定期的に歯医者へ行って定期健診とクリーニングをしてもらってる。歯は失うと戻らないから。あとインフルエンザとコロナの予防接種も毎年受けている。コロナの予防接種なんて15000円もするが、出し惜しみはしない。
マルチビタミンと亜鉛のサプリ、ビオフェルミンも毎日飲んでいる。健康を維持するためにはオッサンには必須なんだ。最近はザバスを時々買ってタンパク質も補っている。オッサンには以下略。
無駄遣いだってする。毎年、東京コミコンへ行ってハリウッドの俳優とツーショットを撮るのが俺の楽しみ。映画が好きなので、実際にスターに会うのはやめられない。高い時は合計15万円以上の浪費になるが、全く気にしない。今年も行く。
こんな感じで俺はこれからも今を楽しみつつ、資産も少しずつ増やしていければいいんじゃないかなと思っている1。世間の常識にとらわれずに、固定観念を捨てながら、これからも生きていきたい。
今度は3000万円を目指して、コツコツやっていきたい。