36歳独身サラリーマンのお金の話

36歳サラリーマン独男の資産形成

学生時代の勉強や就活は大切だなと思ったお話

※あくまで個人的な意見なので、異なる考えの人を否定する意図はございません。

 

 転職は、今やネットやテレビでガンガン広告が打たれるほど、当たり前の時代になった。雇用の流動化にもつながるし、悪いことではない。まして終身雇用文化が崩れてきている昨今、より良い組織へ転職したいと思うのは当然の欲求だと思う。

 そんな中、「今はブラックな職場だから、スキルアップして転職したい」ということをSNSYouTubeなどで耳にすることも多くなった。だが、個人的にこれに関しては「それ努力するタイミングとコスパ悪くない?」と思ってしまう。

 

少なくとも日本では、以下2つのパターンの場合、明らかに②のほうが大変だと思う。

①10代~20代の頃にある程度努力をして、レベルの高い大学に入学し、就活を頑張り、新卒で待遇の良い会社に入る

②10代~20代の頃にサボりまくり、レベルの低い大学に入学し、ブラックな職場へ入った後、努力して待遇の良い会社に転職する

 

 日中はブラックな職場で働き、ボロボロになって帰宅した後、スキルアップや転職活動を行うことは想像を絶するほど厳しいと思う。土日だって、疲れ切っているだろう(そもそもブラックな職場の場合、休日出勤もあるかもしれない)。

 

転職以外で待遇を改善するには以下のような方法がある。

・社内で昇格をする

・起業をする

・副業をする

 

 ただ、これらもブラックな職場にいると難しい。ブラックな職場では昇格や昇給がないところも多いだろう(仮に昇給があったとしても雀の涙の可能性が高い)。起業はコネや才能がいる。副業は転職と同じく、ブラックな職場で働いた後に、更に労働が必要となるので現実的ではない。

 これらのハードな環境の元での努力をするくらいなら、10代~20代に大学受験や就活で頑張ったほうが楽だと思う。少なくとも、大学に入学させてくれるようなご両親なら、環境は整っている。環境をフルに活用すべきだ。

 

 20代の頃は、ブラックな職場と大企業の初任給がそこまで大きくない。若いうちは体力もあり、ハードな体力仕事もこなせてしまう。だから気づきにくいのかもしれないが、30代後半になったあたりからジワジワと体力は減ってくるし、給与も差がついてくる。焦りはじめ、気づいたころにはスキルも職歴も乏しい、年齢も30を超えた人材となってしまう。そういった人材を待遇の良い会社は採用してくれない可能性が高い。

 だから、若い頃に勉強や就活をしっかりしておくほうがコスパが良いと思う。

 

私もこんなことを偉そうに語っているが、勉強が嫌いな高校生だった。生意気にも「将来これが何の役に立つんだよ」とか「別に大金が欲しいわけじゃないし、良い大学に行く必要なんてないよな」と本気で思っていた。だが高校2年生のころ、担任の教師から「お前、肉体労働が嫌なら勉強しないとヤバいぞ」と言われて、体力も根性もない自分はビビり、嫌々ながらも勉強を始めた。結果、成績が少しずつ伸びて、志望していた以上の大学へ進学することが出来た(当時の担任にはマジで感謝しかない)。

 また大学入学後、地元のスーパーのレジ打ちバイトを6年していた(大学1年生~大学院2年生)が、そこで確信したことは、「やはり体力を基礎とする接客業を本職にするのは絶対に無理」ということだった。週3の4時間労働ですらキツイと感じるのだ。フルタイム労働(+残業)なんて耐えられるわけがない。だから新卒就活も必死になることが出来た。納得がいく第一志望のメーカーに内定が出て、心の底からホッとしたことを覚えている。

 

 自分と同じで、勉強が苦手な人は多いと思う。大切なことは苦手なら苦手なりに頑張ることだと思う。自分がベストだと思える大学や会社へいく努力をすることは、大きな意味を持つ。努力すれば、必ず結果が出るわけではない。そんな綺麗事は言いたくない。ただ、少なくとも何もせずいるよりは、”勝率”は上がるので、価値はあると思っている。

 

本日はここまで。

ありがとうございました。