今回は断捨離をして、気持ちが楽になったお話です。
<趣味が自分を苦しめていた>
昔からブランド物のバッグや時計などは一切興味がなかったが、陰キャのオタクで、映画やアニメの円盤やグッズを集めていたり、ソシャゲへの課金もしたりしていた。ソシャゲへの課金額はメモしていたので、集計したら5年で300万円ほど使っていた。ファングッズ等も合わされば、総額500万円以上は使ったのではないだろうか。20代のころは、とにかく次から次へと欲しいものが出てきた。これが20代の普通なのかはわからないが、お金がいくらあっても足りないという気持ちになった。しかし30代になると、これらの欲が徐々に薄れていった。36歳になる今では、そういった趣味はほぼ手放してしまった。グッズは売ったり捨てたりしてしまったし、ソシャゲもやらなくなってアンインストールした。
ソシャゲはあるとき、「これ、いつまで課金し続ければ終わるんだろう」と思っていた(今考えると、当然、サ終までだろう)。楽しんでいたゲームで疲れていた。グッズも掃除が大変で、いつの間にかストレスになっていた。そんなときに、佐々木典士さんの著書「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」に出会った。ミニマリズムの考え方に衝撃を受けて、思い切ってゲームもグッズも手放した。凄い解放感だった。
<服も捨てた>
以前から洋服にはまるで興味がなかったが、洋服も無駄に沢山あった。ユニクロなどで買ったTシャツや映画ロゴのプリントTシャツが沢山あったし、数年着ていないアウターなどもクローゼットで埃を被っていた。一年間、着ていないものは全て処分した。仕事に着ていくスーツもテレワークが始まってから、1着だけを残し、処分した。これでクローゼットもタンスのなかもかなりスッキリした。今では毎日、同じ色の無地の服を着ているが、服装に悩む時間もなく本当に快適だ。
<モノがなくても>
モノがなくなったからといって、映画やアニメが嫌いになったわけではない。現在もアマゾンプライムビデオやネットフリックスで映画やアニメは観ているし、音楽はSpotifyやYouTubeで聴いている。漫画や小説も電子書籍を購入して読んでいる。現代はモノがなくても快適に過ごせる便利な時代だ。「そんなモノに関心がなくなるのは、いい歳なんだから当たり前だろ」と思われるかもしれないが、年齢を重ねてもそういったモノに熱狂している人たちは沢山いるし、それはそれで全然問題ないと思う。自分はモノの所有に精神的に疲れてやめてしまっただけだ。
<手放した後の解放感>
あらゆるものを手放してから、当然部屋は格段に綺麗になった。グッズや服などでごった返していた棚や押し入れ、カラーボックスは、スッキリと片付いている(カラーボックスに至っては要らないので捨てた)。掃除の時間は40分⇒10分で終わるようになった。無駄な買い物がないから貯金も出来るようになった。
ゲームしている時間がなくなり、掃除の時間も短縮された。予定がない日が多くなり、その日の気分次第で動けるようになった。
<新しい習慣>
時間が出来ると、晴れた日に散歩したり、図書館へ行ったり、歯の定期健診へ行ったり、ブログを書いたり...次々と新しい習慣ができるようになった。不思議とモノにあふれていたときより、豊かになっている実感がある。
<お金と仕事>
出費が減ったので、当然生活費も下がっていった。具体的には月々23万円⇒15万円くらいになった。仕事も心に余裕が生まれて、無理することはなくなった。辛くなったら、素直に「すみません。これ以上はキツいので、やれません。」と言えるようになった。
以前は無理に残業を重ねて、年間100万円の貯金を目標にしていたが(実現できない年も多々あった)、現在は年間200万円以上できるようになった。今は特に無理しているわけではないので、キツさ、苦しさはあまりない。
<これからも>
自室はミニマリストを極めている人からからみると、まだまだモノが多いと思う。でも、明らかにいろいろと好転したと思う。これからも捨てていくことで身軽になっていきたい。