36歳独身サラリーマンのお金の話

36歳サラリーマン独男の資産形成

36歳独男の資産形成日記_その1

 自分は来月で36歳になる。現在、金融資産は1300万円以上。ここまで来るのには紆余曲折あったけど、後悔はそんなにしていない。

 働き始めたのは、2012年に大学院を卒業した24歳の時から。転職は1度もしていないから、新卒で入社した会社にもう10年以上勤めている。世間的にはまぁ大手と呼ばれる部類なので、年功序列で給与は少しずつ上がっていくし、待遇もそこまで悪くない。仕事でキツイ時も結構あったが、辞めなかったので、技術系の仕事が割りと合っていたらしい。

 今回は自分が新卒から今までの生活をザックリ振り返ってみたいと思う。

 

<新卒~入社5年目くらいまで>

 新卒のころマネーリテラシーは低かった。月額1万円の生命保険に入らされたり、企業型DCも全然運用していなかった。奨学金は240万円借りていた。手取りは毎月18万円程度だったが、実家から会社に通っていたことが幸いして、毎月貯金は5万円程度できた。毎月2万円の奨学金返済と5万円の貯金、実家には3万円を入れると残り8万円。当時はそんなに欲望が強くない人間だったので(のちにソシャゲ沼にハマるが)、キツイとは思わなかった。毎年100万円くらいは貯金できた。ただ、実家暮らしでなかったら貯金は出来ていなかったと思う。

 

<入社6年目~8年目くらい>

 その後、30代になり給料も上がり手取り25万円程度になったし、ボーナスも増えた。家にも毎月5万円は入れられるようになった。ただ、給料が増えてもマネーリテラシーが低いので、貯金をサボったりして、資産は600万円~700万円くらいで停滞していた。このころになると調子に乗り、余った給料はソーシャルゲームに課金したり(結局トータル300万円くらい課金していた)、高級なアメコミフィギュアを買ったりして無駄遣いをくり返していた。「仕事頑張っているし、700万円も貯金があるんだから大丈夫だろ」と何の根拠もなく思っていた。

 

<入社9年目~現在>

 2020年にコロナが大流行。自分の生活も一変した。基本的にテレワークとなり、家から出なく(出られなく?)なった。休日も外に出られないものだから、YouTubeで時間を潰すことも多くなった。そんなとき、Kentaro.さんの動画に出会った。彼は若くして、節約や貯金を行っていた。最初は「偉いな~そんな人もいるんだ」と思ってみていたが、彼が貯金や投資の重要性を語っていくのをみて、段々と「あれ、これ人事じゃないな。将来のために資産形成しなくちゃヤバいのでは。」と思い立ち、あらゆる節約系や資産形成系のYouTubeをみた。ちょうどこのころ、奨学金も返済が終わり、年間200万円ほど貯金することに成功し、3年で600万円を蓄財。1300万円の資産まで増やし、現在に至る。

 

 

ここからは資産形成を意識したときに、変化のあった習慣を振り返る。

 

<習慣の変化①ミニマリズム>

 資産形成を意識し始めて、まず行ったことはミニマリズムの習得だった。自分の部屋はとにかくモノが多かったので、フィギュアやBlu-rayなどはもちろん、服や靴なども必要なもの以外はなるべく断捨離していった。物が減っても生活は苦しくならなかった。というかむしろ掃除が楽になり、QOLが上がった。YouTubeでみかけるミニマリストほど減らしたわけではないが、無駄遣いは一気に少なくなった。

 

<習慣の変化②家計簿>

 ミニマリズムで無駄遣いが減ってくると、家計の収支を把握したくなった。自分はマネーフォワードで家計簿をつけることにした。非常に使いやすく、更に無駄遣いが減った。

 高額な保険を解約し、自分が納得したネット保険に入会。携帯料金も格安Simにこそしなかったが、ドコモの契約プランを見直した。本を買わず、図書館を利用するようになった。映画鑑賞が趣味だが、パンフレットは全て手放し、買わなくなった。5年以上も廃課金していたソーシャルゲームも時間はかかったが、遂にやめられた。外食もかなり減った。そして何より大きな変化は、普段の買い物がほぼ全てキャッシュレスになった。楽天カード楽天Payで買い物をして、ポイントを貰えるのは嬉しい。

 

<習慣の変化③健康>

 無駄遣いが減るとお金と時間に余裕が出てきた。定期的な歯科検診や腰痛治療のため、整形外科に通うようになった。また、食生活も野菜を積極的に取り、サプリも飲むようになった。毎日1時間くらいウォーキングするようにもなった。最近は少しずつ軽い筋トレも始めている。体重も73kg⇒55kgに減った。身長は168cmくらいなので、体系がスリムになった。

 

<習慣の変化④投資>

 2022年から楽天証券でつみたてNISAとiDeCoを始めた。動画や本で勉強して、とりあえず信託報酬が低い全世界株式の投資信託を毎月5万円ほど買い続けることにした。また、10年程ほったらかしだった企業型DCは全世界株がなかったので、先進国株式の投資信託で運用することにした。来年からの新NISAで更に資産運用を加速させていきたい。

 

<習慣の変化⑤ふるさと納税>

 面倒なのではと思っていたが、始めてみると簡単だった。マイナンバーカードさえあれば誰でも楽勝で出来るうえ、ノーリスク。毎年お米には困らなくなった。

 

過去の無意識の習慣で結果的に良かったこと、悪かったことを振り返ってみる。

 

<良かった習慣①酒、タバコ、ギャンブルをやらない>

 タバコとギャンブルは一度もやったことがない。酒も美味しいと感じたことがないので、大学の飲み会で2、3回くらい飲んだくらい。社会人になってからは飲んでいない。いずれも依存性が強く、経済的にも全然メリットがないため、今もやっていない。今後も始めないと思う。

 

<良かった習慣②貯金をする>

 社会人になってから金融知識はなかったものの、貯金だけはある程度していたことは良かった。利子なしとはいえ奨学金があったため、まとまった貯金を早く作って、いざとなったら一括で返済しようと思っていた(まぁこれは普通に返済できたので、結果的には問題なかった)。その後も少しずつではあるが、一応貯金は600万円~700万円くらいまで続けていた。これは資産形成を意識し始める上で、非常に助かった。ここで貯金がゼロだったら仮に資産形成のYouTubeに出会っても、「今からじゃ、もう間に合わないじゃん」と諦めていたかもしれない。

 

<悪かった習慣①ソーシャルゲームにハマる>

 これはギャンブルと同じで、沼が深い。やめるまで一番苦労したと思う。結局10年で300万円くらい溶けたし、何の意味もなかったと思う。推しがいることは人生に潤いが出るが、財布は乾いていくだろう。この習慣はとても危険だと思う。

 

<悪かった習慣②運動や筋トレをしない>

 せめてウォーキングの習慣くらい付ければ良かったと後悔。30代後半で一気に身体にガタがきたので、もっと早めに始めておけば良かった。

 

 

<今後>

 今後も定期的に家計簿公開していくつもりだし、必要に応じてこういったブログも書いていきたい。今年もあと半分ちょいだけど、ゆるく資産形成していきたい。